メエメエの会を振り返って
連載 ヤギから学ぶ命の尊さ
「一年を振り返る」最終話
あきる野市の東秋留駅前にある
クラフトサロン縁の三上裕子です。
2023年3月23日号で
連載「ヤギから学ぶ命の尊さ」が始まりました。
同市養沢でヤギ牧場を営む堀周さん、
革作家の村越百合子さん(同市渕上)、
青梅市二俣尾で日本料理店「しゅう家」を
営む佐久間司さん、ひろみさん夫妻、
染色家の山本さとこさん(川越市)と共に、
さまざまな活動を通して、
命の尊さについて考えてきました。
クラフトサロン縁では連載と並行する形で、
牧場やなめし工場の見学、
革のワークショップ、チーズの試食会、
山羊肉料理の食事会など、
メンバーそれぞれの特技を活かした
イベントを企画してきました。
どのイベントも盛況に終えることができました。
4月の牧場見学では、
草をあげたり、抱っこしたりして小ヤギと触れ合い、
美味しいミルクをいただきながら
牧場の話を聞きました。
6月初旬のなめし工場見学では、
化学薬品を使わず、
タンニンやミモザアカシアの木の粉で革をなめす、
自然環境にやさしい技術を学びました。
6月末には堀さんを縁に招き、
牧場や山羊チーズ作りについての話を聞きました。
佐久間さん夫妻が
美しく盛り付けたチーズは絶品でした。
9月のワークショップでは、
山羊革で古銭入れを作りました。
針に糸を通すのも、
一針一針縫うのも大変な作業でした。
1月には山羊肉のフルコースで
お客さまをもてなしました。
佐久間さん夫妻は山羊肉を扱ったことがなく、
大変ご苦労なさったとのことでしたが、
見事な料理に参加者全員が大喜びでした。
1年がかりのプロジェクト。
さまざまなことがありましたが、
とても充実した企画だったように思います。
そして命の尊さを実感する貴重な会となりました。
企画に携わっていただいた皆さま、
連載を読んでいただいた皆さま、
1年間お付き合いいただき、
ありがとうございました。
(完)